2020年から始まりました、小学校でのプログラミング必修科に伴って、プログラミング教室・ロボット教室の人気が高まっています。
ロボット教室で身に着くこと
- プログラミング的思考
- 創造力・発想力
- 問題解決力・問題発見力
①プログラミング的思考が身につく
ロボット教室では、ロボットを組み立てるだけでなく、プログラムを行い、実際に動かします。
組立・プログラムに取り組む過程で、何度もトライアンドエラーを繰り返します。
・ 「なぜ」うまくいかないんだろう
・原因にはこういったことが考えられるな
・次はこうしてみよう!
・それがダメなら、こっちもやってみよう!
といったように、物事を順序立てて考えたり、原因を追求して解決策を考えたりといった論理的に考える力が自然に身につきます。
具体例
学び始めたばかりの頃は、ドラッグ&ドロップで操作を行う、ビジュアルプログラミングから始めます。
下の写真は、小さなロボット(障害物)を避けて進む課題です。
進む→曲がる→曲がる→進む・・・・といったように、障害物を避けて課題をクリアするには、
・どのような動きを組合せるか?
・どのように組み合わせたらいいのか?
・どのように変更すれば、思った通りの動きをするか?
といったことを論理的に考えていく力が必要になります。
ポイント
実体ベースなので、プログラミング的思考が身につきやすい!
②空間認識能力が身につく
ロボット教室では、LEGOブロック等の工具なしで組み立てられる教材を使ってロボットを製作する教材が多いです。
図や写真でどのように組み付ければ良いか?
がテキストに書いてあり、その組立図を見ながら組み立てていきます。
組み立てる過程で、物の位置・方向・大きさ・形など、空間における物の状態や関係性等の空間認識能力を養うことができます。
具体例
テキスト通りに組み付けるのですが、これがなかなか頭を使います。
サンプルを見てみましょう。LEGO®︎BOOSTの組立の流れを切り取ったものです。
例えば、棒を5本差し込む工程。
・棒の長さ
・棒の色
・何番目の穴に棒を差し込むか?
・L字ブロックの向き
・白の部品とグレーの部品の上下関係
といった、位置・方向・大きさ・形・関係性などの要素が含まれています。
部品同士を組み合わせて、パーツを作ります。
ひっくり返します。
どの方向に回転させれば、今の状態をテキストの向きにできるか、を考えながら回転させます。
頭の中で図形の移動・反転・回転を想像する力が養われます。
組み立てた部品を、本体に組み付けます。
組み合わせるもの同士の穴の位置が合っていないと、うまく組み付けられません。
組み付けられない時は、
・なぜうまく組み付けられないか?
・正しく組み付けるには、どこを変更しなければいけないか?
・どのような手順で分解→組立をするのか?
を頭の中で、空間をイメージしながら、実物を修正します。
ポイント
目と手を動かして結果に触れることで、空間認識能力を効果的に養えます!
③問題解決力・問題発見力が身につく
ロボット教室で取り組む、プログラミングと、組立は、トライアンドエラーの繰り返しです。
自分で手を動かして作ったロボットという実体を通じて、
・思い通りにいかない失敗体験
・解決策と順序を自分で考えて成功した体験
を得られます。
アウトプット主体での、「失敗→成功」のプロセスの中で、
・与えられた課題を粘り強く、論理的に取り組む「問題解決力」
・失敗から自分なりの答えを見つけ出す「創造的な考え方」
・小さな成功体験を繰り返すことで、「自分に自信を持つことができる」
といった、今後の世の中を生き抜く為に必要な、問題解決力と問題発見力の下地となる力が養われます。
ポイント
トライアンドエラーを通じて、問題解決力と問題発見力が身につく!
まとめ 【ロボット教室で身につくこと3選】
- プログラミング的思考
- 創造力・発想力
- 問題解決力・問題発見力