公式アプリの遊び方以外に、子供心をくすぐるような遊び方はないの?
こういったお悩みを解決します。
本記事ではレゴブーストでの
・フォークリフトロボットの作り方
・ラジコン操作の方法
を解説します。
この記事で作るロボットはこんな感じです。
必要なもの
- ロボット:レゴブースト
- テキスト:The LEGO BOOST Idea Book
- 操作端末:スマホ/タブレット
- レゴブーストプレイマット
目次
- 【IDEABOOKカスタム】レゴブーストのフォークリフトの作り方
- 【Boost Remote】レゴブーストのラジコン操作アプリ紹介
- 【自宅でロボコン】レゴブーストを使った遊び方紹介
子供は「操縦」・「改造」が大好きです。
レゴブーストが持っている、おもちゃとしての側面をフル活用して
プログラミングを好きになってもらうことを目的としています。
まずはレゴブーストを楽しみましょう!
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1.【IDEABOOK改造】レゴブーストのフォークリフトの作り方
ロボットは、「The LEGO BOOST Idea Book」の78ページ
組み立て事例「#40 Rackーand-pinion gears」を参考にしています。
本を見ながら、#40のユニットを作った後に、フォークリフトに改造する方法を解説しますね。
組み立てはこのテキストを見ながら行いますので、本の所有が前提の記事となります。
私は電子版を持ってます。
95種類のシンプルなロボットが掲載されており、
おもしろい機構がたくさん組み込まれています。
組み立て方とプログラムが写真で説明されてあるので、
子どもだけでも理解できますよ。
レゴブーストを持っているあなたにおすすめの一冊です。
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【書評】レゴブースト改造のおとも【The LEGOBOOST ideabook】
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本題に戻ります。#40を組み立てると、写真のような形になります。
これに、以下の改造を行ないましょう。
改造内容
- 走行用のタイヤ組み付け
- リフターのパワーアップ
- 上下ストッパー追加
- アームの作成
- 荷物の組み立て
レゴブースト改造1:走行用のタイヤ組み付け
The LEGO BOOST Idea Book の198ページの「#81Drawing with a pen」の
走行ユニットを少し修正した事例を紹介します。
速すぎると、コントロールしにくいので、ギアを使ってタイヤのスピードを落としていますよ。
レゴブースト改造2:リフターパワーアップ
テキストの#40の事例では、重たいものを持ち上げられませんでした。
理由はモーターとギアの間にベルト(白の輪ゴム)を使用しているからです。
重いものを持ち上げようとすると、このベルトがすべってしまうため、赤色のギアがうまく回らず、持ち上げることができません。
なので、プーリーを使うのをやめて、ギア直結に変更します。
写真のように組み変えてみましょう!
ギアはプーリーと違い、すべらないので、
重たいものでも持ち上げられるようになります。
レゴブースト改造3:上下ストッパー追加
上下レールを作っていきましょう。
ギアの配置変更に合わせて、ラック(まっすぐギア)の位置を変更します。
後ろから見た写真です。
ビーム(白い支柱)の抜け防止のために、上側と下側にストッパーを取り付けています。
ビームの横ずれ防止のため、ガイドを取り付け。
L字のブロックとビーム(上下する支柱)が引っかからないようにします。
この2つの部品を組み付けましょう。
フォークリフトのアームの作り方
これらを組み付けてアームを作ります。
黒い棒をさして
組み付けるとアームのできあがり!
これをビームに取り付けて完成!
接続ボタンが押しにくい場合はずらしてあげてください。
レゴブーストの荷物組み立て
フォークリフトで運ぶための荷物を作りましょう。
✔︎荷物1(合計2つ)
組み立て前
組み立て後
✔︎荷物2(1つ)
組み立て前
組み立て後
荷物3つの高さとアームの動作高さを合わせてあります。
次は操作プログラムの準備です。
2. レゴブーストのラジコン操作アプリ紹介【Boost Remote】
公式アプリにもラジコンモードはありますが、どこにあるのかわかりにくいですよね。
Boost Remoteというアプリを使えば、
レゴブーストの操縦だけを簡単に行うことができますよ。
起動一発でレゴブーストを操作できるので、
ちょっと動かしたい時なんかに重宝します。
iPhone・iPadのみの対応です。
ダウンロードはこちら
アンドロイドの方は、公式アプリでラジコンモードを作成する必要があります。
本記事の後半に掲載していますので参考にしてください。
レゴブーストとBoost Remoteの使い方と接続方法【iPhone/iPadの方向け】
アプリを開くと以下のような画面が表示されます
ムーブハブのボタンとアプリ内の接続ボタンを押してください
ムーブハブのLEDが青色に点灯し、アプリ内の接続ボタンが黒色になれば接続完了です。
シンプルでとても使い勝手が良いアプリだと思います。
うまくつながらないときは、アプリを再起動してみてください。
BoostRemoteの操作方法
画面上のスティックを動かすだけです。
直感で操作できますので特に説明不要ですね。
リモコン設定
右上の設定ボタンから、モーターの回転方向などを変更できます。
✔︎コントローラータイプ変更
ジョイスティック型
ツインスティック型
僕はジョイスティック型の方が使いやすかったです。
ツインスティック型だと、右左のスピードを合わせにくく、直進が難しいように感じました。
試してみて、使いやすい方で設定してください。
✔︎モーターの回転方向
ギアを噛ませると、ムーブハブ(駆動側)とタイヤ(従動側)の回転方向が逆転します。
リモコンの表示を逆転させると、イメージ通り動かせると思います。
本記事で作るフォークリフトロボットは、タイヤとリフターにギアを使っているので、回転方向はプラスではなく、マイナスにしておきましょう。
✔︎モーターパワーのステップ数
モーターはスティックを動かした分だけ動きます。
1stepにすると、少し倒しただけでもMAXスピードで動きます。
10stepにすると、倒した量に応じて、スピードが10段階に変化します。
実際に動かしてみて、使いやすいものにすれば良いと思います。僕は10stepにしました。
レゴブーストをAndroid端末でラジコン操作する方法
いろいろやり方はありますが、本記事ではレゴブースト公式アプリのクリエイティブモードを使用して、ラジコン操作を行う方法を紹介します。
以下のプログラムでラジコン操作が可能です。
プログラムの組み方を1つずつ解説していきますね。
手順①:レゴブーストアプリでクリエイティブモードを開く
このカリキュラムでは、クリエイティブキャンバス(自由にプログラミングするモード)を使用します。
レゴブーストアプリを開いて、右にスワイプすると、
ぐるぐる回っているうずまきがあります。
ここをタップすると、クリエイティブキャンバスが使用できます。
左上の+を押して、新しいプロジェクトを作成します。
プロジェクトを作ったときに、名前とアイコンを自動で割り当てられます。
わかりやすいように、スパナマークを押して名前を変えておきましょう。
名前を変えるときはペンマーク
アイコンを変えるときはハケマーク
プロジェクトを消すときは、ゴミ箱マークです。
プロジェクトを開いて、画面の指示通り、ムーブハブの緑ボタンを押して、接続しましょう。
接続ができたら、ラジコン操作するプログラムを作成してみましょう!
手順②:プログラミングブロックを配置する。
写真のようにプログラミングブロックを配置しましょう。
このプログラムは一例です。もっといいプログラムができたら教えてください!笑
手順③:スピードや動きの調整
使いやすいようにスピードを調整してください。
3.レゴブーストを使った遊び方紹介【自宅でプチロボコン】
この記事で作ったフォークリフトロボットと、レゴブースト付属のプレイマットを使用したミッションを紹介します。
運搬ミッションのルール
- 3つの荷物を青色の枠内に積み重ねたらクリア
- 荷物は青の枠からはみ出さないように収める
- 失敗した場合、スタート配置からやり直しOK
✔︎スタート配置
このように3つ積み重ねたらクリアです。
繊細な操作と戦略が求められるので、ほどよい難しさかと思います。
スタートからクリアまでの時間を計測して、親子、兄弟、友達同士で競ってみましょう。
ミッションがあるとゲーム性が高まり子供も大人も、より楽しむことができます。
レゴの醍醐味、「カスタマイズ」をして誰が1番速くミッションをクリアできるか、トライしてもいいですね。
レゴブーストの遊び方は無限大
今回はここまでです。あえてプログラミングを使わない、遊び方を紹介しました。
コースや荷物を変更したり、
ロボットをカスタマイズしたりと、
アイデア次第で、たくさんの遊び方で楽しめます。
ロボットを作るのも楽しいですが、遊び方やゲームのルールを自分たちで考えるのも楽しいですよ。
自分が遊ぶものは自分で作ろう!ちょっとしたDIYです。
ロボット(レゴブースト)を好きになってもらうきっかけになれば嬉しいです。
お知らせ
子供がロボットに興味を持ったら、プログラミング学習にステップアップしてみてはいかがでしょうか。
別記事で、レゴブーストを使用した、プログラミングのカリキュラムを紹介していますので、よかったらどうぞ。
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