どのようなプログラミングソフトを使用して何を学べるの?
どのサイトを見ても、表面的なレビューや比較記事ばかりだったのでこの記事を書きました!
本記事では、エジソンアカデミーのプログラミングソフトと教材について、徹底解説しますよ!
こんなことを書いてます
- どんなロボット教材を使用するのか?
- プログラミングソフトでどんなことが学べるか?
- ソフトとハードにどんな特徴があるのか?
実際のソフト画面などの具体例を交えながら、1児のパパ兼エンジニア(装置制御・機械設計)の観点からレビューしますね。
こんな方にオススメ
習い事に、ロボット教室やプログラミング教室を検討中の方
エジソンアカデミーのプログラミングソフトについて詳しく知りたい方
おうちでのSTEM教育の参考にしたい方
教室に足を運ぶほどではないけど、詳しく知りたいよって方にオススメです。
目次
エジソンアカデミーでは初年度からプログラミングを始めるため、他のロボット教室よりも、プログラミングを重視したカリキュラムになっています。
どんな教材を使用するのか、さっそく見ていきましょう!
1. エジソンアカデミーで扱うロボット教材【プログラミング重視のアーテックロボ】
小学3年生以上を対象としているアーテックエジソンアカデミーでは
アーテックブロック・ロボットパーツ・プログラミングソフトを組み合わせた教材、
アーテックロボを使用します。
アーテックロボの特徴
- ブロックは10種類程度
- リンク機構に必要なパーツはブロックを組み立てて作る。
- センサー8台 モーター8台接続可能
- マイコンボード「Studuino」を使用(Aruduinoベース)
年長さん〜小3向けは、「自考力キッズ」というコースが用意されていますのでこちらをどうぞ。
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アーテックブロック:自由に組み合わせられるものが10種類程度でシンプル
プログラミング重視ということで、組み立てがとても簡単なロボット教材を使用します。
使用するブロックはったの10種類ほどで、前後左右自由に組み合わせられますよ。
組み立てにかかる時間が短いため、プログラミング学習に時間をたっぷり使えますね。
その反面、プログラミングを重視しているため、メカの要素は他教室よりも弱いと感じました。
例えば他のロボット教室では、ベベルギアやリンク機構を使って、1つのモーターで立体的な動きを作るカリキュラムがあります。
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一方、アーテックでは、ステーと呼ばれるを部品を組み合わせてリンク機構を作ることができますが、もう少し種類が欲しいかなと思いました。
アーテックロボの部品:ステー
他のロボット教室で使う教材のように、機構の組み合わせで動きを作るのではなく、
モーターの組み合わせとプログラム制御で目的の動きを作るようなロボットが多いです。
具体例として、2年目のカリキュラムの一部を見てみましょう。
一部でリンク機構を扱っていますが、モーター直結で動きを作っているものが多いですね。
モーター制御で動きを作っているので、ただ組み立てるだけでは同じ動きになりません。
みなさんプログラム調整に苦労している様子。トライ&エラーが必要なので粘り強さも鍛えられますね。
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プログラミングは、ロジックを考えてる時、バグ修正してる時、ググってる時に伸びると言われますから、
試行錯誤しながら、根気良く取り組む必要があるエジソンアカデミーは、かなりやりがいがありますよ。
プログラミング学習が主な目的であって、複雑なメカ機構を学ぶことがメインではないとわかりました。
なので、ギアの組み合わせやリンク機構など、ロボットのメカニズムやものの原理の理解は、他教室の方が良いかなと思いました。
どちらを重視するかは、子供の興味・ご家庭の方針によるところなので、ロボットとカリキュラムの特徴を実際に見て比較して決める必要がありますね。
Studuinoは接続できるモーターとセンサーが豊富【モーター8台、センサー8台】
エジソンアカデミーのアーテックロボの制御は、Studuinoと呼ばれるマイコンボードを使用しますよ。
これのすごいところは、モーター8台とセンサー8台を同時に制御できるところ。
他のロボット教材(レゴブーストは教材ではないですが)と比較してみました。
こちらが我が家でも愛用している、レゴブーストとWEDO2.0です。
レゴブーストは、モーター3台、センサー5種(チルト・回転位相・音・距離・色)
レゴWEDO2.0はモーター1台、センサー3種(チルト・距離・音)と、
同価格帯の他のロボットと比べてエジソンアカデミーの教材は圧倒的に入出力ユニットが多いのです。
アーテックロボの出力
- LED 白赤緑青 合計4台
- ブザー 1台(音階を制御できます)
- DCモーター 2台
- サーボモーター 8台
アーテックロボの入力
- ボタン4個 ←基盤に4つ取り付けられてます
- 加速度センサー 1台
- タッチセンサー 1台
- 音センサー 1台
- 光センサー 1台
- 赤外線フォトリフレクタ 2台(ライントレースカーに使用します)
アーテックロボは、入出力ユニットを一度にたくさん制御できるので、
他のロボット教材よりも複雑な動きをプログラミングできるわけです。
使えるセンサーやモーターが多いと創作の幅も広がります。
カリキュラムに慣れてきて、ロボットだけでなくオリジナルのゲームを作れるようになった時にも、応用が効く良い教材ですね。
ポイント
組み立てはシンプルだけど、モーター・センサー数が多い。
より複雑な制御を学ぶことができます。
2. エジソンアカデミーで扱うプログラミングソフト【ブロックプログラミング】
エジソンアカデミーではStuduinoを使用してブロックプログラミングを行います
引用:Studuino ブロックプログラミング環境 入門ガイド 前編
プログラムの部品アイコンをドラッグ&ドロップして組み合わせるだけなので、とっつきにくいプログラム言語をタイピングしなくても、プログラミングができます。
ソフトの見た目や使い方はシンプルで簡単ですが、プログラミングの内容は本格的。
「ループ(繰り返し処理)」や「条件」だけでなく、「変数」「リスト」「関数」なども使用できますよ。
エジソンアカデミーのプログラミングソフトを見てみよう!
エジソンアカデミーのプログラミングについて、「ループ」と「リスト」を例に詳しく書きました。
小難しいなと思ったら読み飛ばしてください。(プロの講師に教えてもらうのが一番です笑)
ループを使ってLEDをチカチカさせる
引用:Studuino ブロックプログラミング環境 入門ガイド 前編
たとえばLEDをチカチカさせる場合、点灯、消灯のような繰り返し動作は
点灯コマンドと消灯コマンドを10個ずつ並べてプログラミングすることもできますが、
ループを使って繰り返し実行してあげるほうが、スマートですよね。
10回なら、10個ずつ並べてもいいですが、100回、10000回・・・と繰り返し回数が増えると、ループを使わずにプログラムするのは嫌になります。
このようにブロックプログラミングでも、プログラミング的思考に欠かせない考え方やその使い方を、実体験に基いて学ぶことができます。
リストを使ってきらきらぼしを演奏する
引用:Studuino ブロックプログラミング環境 入門ガイド 前編
きらきらぼしのドドソソララソ〜をリストを使ってプログラミングした例です。
コードがスッキリするので後からの変更も簡単ですね。
list_noteの1番目には数値60(ド)
list_noteの1番目には数値60(ド)
list_noteの1番目には数値67(ソ)
・・・・・
と一つのリストに音階を順番に格納し、ループを使って順番にリスト内の音階を鳴らす方法です。
リストを順番に呼び出すために、forループを使用していますね。セオリー的なプログラミング手法もきちんと学べます。
プログラミング的思考を学べるのはもちろんのこと、プログラミング言語習得の前段階としても十分な内容だと思います。
プログラミング言語は日々アップデートされていきますが、基本となる考え方は変わらないものです。将来役に立つこと間違いなしデス!
スタディーノのブロックプログラミングはスクラッチベース【ゲームも作れる】
さきほどのプログラミング画面に見覚えがありませんでしたか?
スタディーノのブロックプログラミングは、小学校のプログラミングの授業でもよく使われる、「Scratch(スクラッチ)」がベースになっています。どおりで見覚えがあるわけですね。
スタディーノとスクラッチのプログラミング画面を比較してみました。
こちらがスタディーノ
こちらがスクラッチ
プログラムの開始・フロー命令・数値・条件などの形もほぼ同じ。
違う点は、モーターやセンサーとの接続コマンドが用意されているところ。
ソフトの操作感はスクラッチとほぼ同じですが、入出力がアーテックロボ用にオリジナル改造されたものになっています。
スクラッチ
入力 = キーボードやマウス
出力 = PC上のスプライト(キャラクター)の動きやPCから出る音
スタディーノ
入力 = キーボード、マウス + ロボットのセンサー
出力 = PC上のスプライトの動きや音 + ロボットのモーター・LED・ブザーなど
また、スタディーノは、スクラッチと同じようにスプライトを動かしてゲームを作ることもできますよ。
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モーターやセンサーの制御と、PC上のキャラクターの動きを連動させれば、ロボットをコントローラーにしたゲームを作ることだってできちゃいます。
注意ポイント
*カリキュラム外なので、ロボットとPCを組み合わせたゲームの製作は教室や講師によります。
無料体験や口コミなどを通して、相性のいい教室を見つけられるといいですね。
アーテックロボはアルディーノベースのマイコンボード
エジソンアカデミーで使用するアーテックロボは、電子工作用キットとして有名なアルディーノがベースとなっています。
カリキュラム終了後にもステップアップが可能ですね。
エジソンアカデミーのプログラミング教材は、世界的にも広く普及している、スクラッチとアルディーノがベースなので、
- スクラッチの情報をWEBで探して応用できる
- 学んだことを教室外でも使える
- スクラッチでゲームプログラミングへの移行が簡単
といった点もメリットだと思いました。
ハマれば主体的に取り組めるプログラミング環境なところが、大きなポイントですね。
まとめ:エジソンアカデミーの教材は◎【マイナス面の情報収集も忘れずに】
以上、エジソンアカデミーのプログラミング教材の徹底解説でした!
ポイント
プログラミング重視のカリキュラム
ロボットの組み立てはとてもシンプル
スクラッチベースのブロックプログラミングソフトを使用
アルディーノベースのマイコンボードを使用
入出力が豊富。センサー8台 モーター8台接続可能
オリジナルロボットやゲーム制作にももってこい
アーテックの教材は、使いやすく応用がききますし、学校教材の製造・販売メーカーとして60周年を迎えた老舗が作っているものということもあり、自信を持ってオススメできるものです。
ですが、使用感であったり、他教材との比較してどう感じるかは、実際に体験してみないとわからないところです。
特にネガティブな点は、調べるだけではわからない。みんないいことばっかり書いてるので笑
ですので、無料体験が実施されているうちに、近くのロボット教室に応募してみることをオススメしています。
むしろ、無料なので、入会を考えているなら体験は必須かと思います。
・教室が楽しくなさそうな雰囲気だったり
・親が周りで時間を潰せる場所がなかったり
・教室のPCが使いにくかったり
・講師との相性が悪かったり
・駐車場がせまかったり・・・etc
と、思わぬところで「あれ?なんか違うな」と感じるケースがあります。
入会するなら失敗はしたくないものですよね。
ネットで似たような情報を集めて時間を使うよりも、
教室の雰囲気やもっと詳しい情報は、教室に行って自分の目で見て聞くのが一番手っ取り早いです。
マイナス面がないかを確認するだけでなく、実際に見て聞くことで、思わぬメリットが見つかることもありますよ。
例えば、教室によって、
- 低学年からの受け入れ
- 年長さんからのクラス有り(自考力キッズ)
- 講師のオリジナルカリキュラム
- 無料体験後なら入会金や教材費が割引
- PC持ち込みや兄弟での通学で割引
などなど
独自のカリキュラムや、キャンペーンも行っている場合があります ( ´ ▽ ` )
席が埋まらない内に、最寄りの教室の無料体験に参加してみることを強くオススメします!
下の画像のように、公式ページのから近くの教室を検索して、無料体験に申し込めますよ。
無料なので、お金かからないですし、もし入会しなくても、たくさん質問して情報収集ができれば、お家でのSTEAM教育の参考にもなりますので(笑)
本記事より、もっと詳しくプログラミングについて知りたい方も、無料体験などを利用してプロに聞いてみてくださいませ。
あなたの住む街にもエジソンアカデミーがあるといいですね。
それでは( ´ ▽ ` )ノ